[調査報告]オーストラリアにて視察調査を行いました
公開日 2017年03月29日
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国際観光学研究センター(CTR)内の研究ユニットの一つであるDMO研究ユニットが、2017年3月6日から約1週間の日程で、オーストラリア?クイーンズランド州にて視察調査を実施しました。今回の調査は平成28年度より和歌山大学産学連携?研究支援センターの研究支援制度「独創的研究支援プロジェクトA」の助成を受けている研究プロジェクト「DMO形成による地域の価値創造基盤再構築事業」の一環として行われました。参加者は、DMO形成の多様な特徴を踏まえ、DMO研究ユニットに所属する本学の研究者4名と実務家1名(八島雄士観光学部教授?DMO研究ユニットリーダー、竹林明観光学部教授?DMO研究ユニットサブ?リーダー、岸上光克食農総合研究所准教授、永井隼人CTR講師、(一社)田辺市熊野ツーリズムビューロー会長多田稔子氏)のほか、地域の運営や経営に携わる実務家として、サービスクオリティ社代表東山善一氏(パークマネジメント、認証制度)、特定非営利活動法人スポーツファンデーション代表理事堀込孝二氏(スポーツツーリズム、イベント運営)が参加し、視察中も活発な議論が展開されました。
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特に、オーストラリア?クイーンズランド州の州都であるブリスベン、そして世界的な観光地、また2018年のコモンウェルスゲームズ(イギリス連邦に属する国と地域が参加して4年ごとに行われる国際的なスポーツ大会)の開催都市でもあるゴールドコーストの観光?スポーツ施設、自然?都市公園等の視察、DMOの先進事例としても取り上げられることの多いゴールドコースト観光局(Gold Coast Tourism Corporation)や、現地経済団体、旅行業、飲食業、アマチュア?スポーツチームなど様々な分野で地域の経営?運営に関わる方との意見交換を実施しました。また、観光教育?研究の盛んなクイーンズランド大学、サンシャインコースト大学も訪問し、クイーンズランド大学では本学の特別主幹教授も務めるブレント?リッチー教授(UQ Business School)と、サンシャインコースト大学ではアーロン?タム講師(School of Business)と今後の研究での連携について議論しました。
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CTRのDMO研究ユニットでは、国内外で調査を実施しており、今年2月にニュージーランド?オタゴ大学にて開催されたCAUTHE Annual Conferenceでの研究発表に続き、6月に韓国?釜山で開催されるAsia Pacific Tourism Association (APTA) Annual Conference、9月に開催される経営行動研究学会でも研究成果の一部を発表する予定です。
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ゴールドコースト観光局にて
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クイーンズランド大学ビジネス?スクールにて
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◆ゴールドコースト観光局 http://www.visitgoldcoast.jp/
◆クイーンズランド大学 https://www.uq.edu.au/
◆サンシャインコースト大学 https://www.usc.edu.au/
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