[参加報告]「UNWTO観光分野における能力開発に関する国際会議」で本学学生グループによる活動が認められました。
公開日 2017年10月31日
和歌山大学がアフィリエイト?メンバーとして参加する国連世界観光機関(UNWTO)は、10月8日(日)から10日(水)の3日間、スペイン?マルベーリャのレ?ロッシュ(Les Roches)大学にて「第2回 UNWTO 観光分野における能力開発に関する国際会議(2nd UNWTO Global Conference on Talent Development in Tourism)」を開催しました。
同会議では、「UNWTO 能力開発に関する学生アイデア?コンペティション」が開催され、本学学生ボランティア?グループが実施しているUNWTOが提唱する世界観光倫理憲章(GCET)を次世代に伝えるためのコンテンツ開発等について、同グループを代表し村田直寛さん(観光学部4年)、枠谷愛音さん(同)、遠藤まりかさん(同)および現在UNWTO本部でインターンシップに参加中の嶋川久瑠実さん(同)が、UNWTO幹部等を審査員とする最終プレゼンテーションに挑み、世界各地からの50以上の応募の中から見事優勝しました。
この後、同グループはUNWTO本部(マドリッド)を訪問し、関係者に対して受賞の喜びをお伝えするとともに、UNWTO主催国際会議に対する運営サポートおよび統計データ集である「UNWTO Tourism Highlights」の日本語版作成協力ならびにGCETの普及促進等学生ボランティア?グループによるこれまでの活動について改めて報告しました。
これにより、9月に東京で開催された「ツーリズムEXPOジャパン」でのプレゼンテーションに続き、本学におけるUNWTO関連の活動を国内外の関係者にアピールすることができました。
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最終プレゼンテーション
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レセプションでの授賞式(左) 学生作成のGCET普及コンテンツ(右)
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また、同会議では学生代表によるUNWTO幹部へのインタビューが行われ、遠藤まりかさん(前出)が、UNWTOエグゼクティブ?ディレクターのカルロス?ボゲラー (Mr. Carlos Vogeler) 氏に対して、このほど条約化が決定したGCETの重要性等について、本学学生ボランティア?グループによる普及のための取り組みを踏まえたインタビューを行いました。
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UNWTOエグゼクティブ?インタビュー(左) インタビュアーの遠藤さん(右)
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出席学生からのコメント
◆素晴らしい体験でした。皆で作ったアイデアが世界に認められることは、これからの活動の励みになると思います。これからもチームで頑張っていきたいです。(村田)
◆自分たちの取り組みをUNWTOに知ってもらう良い機会だったと感じます。世界中の観光を学ぶ学生との交流もでき、充実したスペインでの1週間でした。(枠谷)
◆スペインでは代表としてエグゼクティブ?ディレクターの方にインタビューさせていただきました。1聞いたら10返ってくるような勢いでとても緊張しましたが、観光に関わる質疑についてより深く考える機会となり、また一つ成長することができたと思います。(遠藤)
◆会議でのプレゼンテーションや参加者から直接、私たちの活動についてのコメントをいただくなど、とにかく刺激を受けた3日間でした。地方大学である和歌山大学での学生活動がUNWTOの国際会議という場で評価されて嬉しかったです。UNWTOと聞くと遠い存在のようですが、実際に飛びこんでそこに関わる人たちと交流することで、観光への視野が広がると思います。今回の受賞が国際的な場での学生の挑戦を後押ししてくれたらと思います。(嶋川)
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